年を取ると時間が早く感じるのは本当なのです
年を取ると時間の進むのが早い、早く感じるとよく言いますよね。
そんなわけないとお思いですか?
しかし、これは本当なのです。
その理由はずばり新陳代謝のスピードが原因です。
嘘じゃない、残された時間はあとわずか!
この記事を書いている時点で私は53歳、日々の時間の経過を恐ろしく早く感じています。
自分だけが取り残されて、時間だけがすごい速さで進んでいくような感覚、それはもはや恐怖に思えるほどで、正直タイムリミットを意識し始める歳の人間にとっては焦燥感を感じざるを得ません。
時よ止まれ!
私にはまだまだやりたいこと、成し遂げたいこと、知りたい事がたくさんあります。一般的には逆かもしれませんが、歳を重ねれば重ねるほどのその思いが強くなっています。
結局はそのために会社を辞めて起業したのです。
しかし、歳をとると時間が早く感じる、これを身をもって今感じています。
これでは何もできないまま、あっという間に人生が終わってしまうのではないか、そんな焦燥感に日々苛まれ続けています。
気のせいではないぞ、時間経過
それでは本当に時間が速く過ぎ去っている、年を取ると時計が早く回るのでしょうか?
当然そんなことはありませんよね。
誰の時計も定められた同じスピードで回転しています。
ではなぜこれほどまでに時の経過の速さを強く感じるのか?
気のせいと言われても私は首を振ります。年齢を重ねると確実に時間が速まっています。
矢のように飛び去る時間
少しネットをくぐればわかりますが、様々なな諸説が存在しているようです。
誰もが残り時間を気にしているのがわかり、少しほっとしたような気もします。
ジャネーの法則というものがあり、wikipediaから抜粋させていただけば、
「簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。」
というもの。
これは法則を勝手に当てはめただけですので、まるで答えにはなっていませんよね。
これでは納得できません。
その他には、
歳をとると余り考えなくなるからなどと書いてあるページもあります。
嘘でしょう、私は死ぬほど毎日くだらないことを考え続けてますよw
一つ、私的に”まあまあ”なのがありました。
子供のころは心拍数が高く、大人は低いから動作の速さの差で一日が早いとか。
なるほどやや考えさせられます。
しかし、心拍数って、激しい運動をすれば勝手に上がりますよねえ?
きたー!
ところがこんな理屈っぽい、理屈好きの私を唸らせてくれた回答がありました。
これは、ネットではなく実際の人から聞いたのです。いわゆる人づてのネタで、本当なのかウソなのかという話は別にしてここでご紹介します。
それはある学校の先生の言葉でした。
「新陳代謝のスピードで時間の感じ方が違うと僕は信じてるんだよね」
その方のお言葉そのままです。
刻まれた記憶
新陳代謝の速度は年齢や部位によっても変わるようですが、20歳の男性であれば、骨を除いてほぼ60日で完全に全細胞が入れ替わると言います。
人間はほぼ60日で別の人になっているというわけです。
話は少々それますが、そうであれば歳と共に性格や考え方が変わるのも至極当然と言えるような気がします。
この新陳代謝、年齢によって大きく異なり、例えば10代と50代で比較したとき、部位によっても変わりますがおおよそ3倍もスピードの違いが出る部位もあるとのことです。
三日が一日で終わる!
つまりは子供の頃、仮に30日で1サイクルだった新陳代謝が、50歳になると90日必要となってくる。
このことによって10代の頃は1日だった時間の感覚が、50歳になると3日の速さに感じてしまう。
つまりは時間の速さを若かった頃、新陳代謝の盛んだった頃と感覚を比較してしまっているため、とてつもなく早く感じる、というわけです、
どうでしょうか?
もちろん科学的な裏付けなどありません。
時間は概念、それぞれの個の感覚と考えた時、”新陳代謝説”は深く考えさせられる理論だと私は強く感じています。
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