デロンギのオイルヒーターって毎年気になってるのだけど、ぶっちゃけどう?
という方へまず私が申し上げることは、大前提として電気代が劇高です!
同じ温め方ならあくまでも我が家での話ですが、エアコン+加湿器の暖房費の2割から、3割増しとお考えください。
それじゃあダメじゃん!
とすぐさまお考えの方、電気代はとにかく節約とまず最初に頭をよぎる方はやめた方が正解です。
じゃあ、デロンギのオイルヒーターはダメな商品なのか?
と聞かれた時、私の答えはまったくの逆。足かけ3年使い込んだ私の感想は、エアコンのスイッチなど入れる気がしないほどこのオイルヒーターが気に入っています。
暖炉の炎
電気代がある程度割高でも、快適に冬を過ごしたいとお考えの方にデロンギのオイルヒーターをお勧めします。
まあいうなれば暖炉の暖かさ、まさにこれが「それ」なんです。
暖房器具の比較と検討
デロンギのオイルヒーター妙な形ですよね。私のように田舎でコタツに足を突っ込んで、石油ストーブで育った人間には理解できない暖房器具です。
オイルで温めるって、風もなく、火も使わないって…
ではエアコンと比較してその暖かさはどうなのか?
なんとも疑問ですね。どちらも充分温まります。
でも実際に長年使ってみて、よーく分ったことがあります。
デロンギ オイルヒーターが喉に優しく風邪を引きづらい理由
最初に私がオイルヒーターなる暖房器具に興味を持ったのは、「風邪を引きづらい」のコピーに惹かれてでした。
私はめちゃめちゃ「風邪を引きやすい」人間です。
前記事「バカは風邪ひかないって、本当ならばなぜ私は風邪を引くのでしょうか」
「風邪を引きづらい」、「風邪予防」なるコピーを見ると、すぐさま本能が反応、そんなわけで我が家の本棚には、“風邪”と銘打ったタイトルの本がごっそりと並んでいるのですね。
以前にもご紹介しましたが、風邪予防の究極の一冊、お薦め本です。
そういう意味では。私は紛れもなく風邪に関する博士、「風邪予防対策マニア」であります。
まあ、そんなことはどうでもいいのですが、このデロンギのオイルヒーター、そもそもエアコンとは理屈的に“全く違った”温め方をします。
風邪がビュービュー吹いて空気を暖めるエアコンと違い、なにより空気を乾燥させず、喉に優しく、体の表面ではなく芯から温めてくれるデロンギのオイルヒータは、体に優しく風邪を引きにくい暖房器具です。
実はそのことが風邪を引きにくくする大きな理由なんですね。
最強の暖房器具は?
皆さんはご家庭でどんな暖房器具を使われているでしょうか?
あらゆる暖房器具の中で、最強、最高なのは紛れもなく「ガスファンヒーター」です。私はそう考えています。
オイルヒーターではなく、ガスを燃焼させて、温風を送るタイプの器具のことです。これは今現在販売されているあらゆる方式の暖房器具の中でも最高傑作です。
その理由は以下の通りです。
理由1、瞬時に温まります。狭い部屋で、少し大きい能力の器具を使ってしまったりすると、暖かくなりすぎて調整に困るほどです。
理由2、もっとも料金(ガス代)が安いです。電気代とは比較になりません。
理由3、湿度が保てます。これはガスが燃えた後に、水蒸気に変化するためです。奇跡の燃焼結果です。
理由4、吹き出し口が床すれすれにあるので、暖房効率がたいへん良い。暖気は当然上に昇りますので、非効率な暖気を吹き降ろすという動きのエアコンとはもはや比較になりません。
ガスファンヒーターは、瞬く間に温まって、料金も安く、なおかつ加湿いらず、実力、コストパフォーマンス的にもナンバーワン、もはや無敵ですね。
現実的な暖房器具の比較
もしあなたが暖房器具を検討中で、お部屋にガス器具用の元栓があるなら、もしくは、ガス工事で専用栓を引っ張り出せるなら、まったく迷う術はありません。
暖房器具は「ガスファンヒーター」で決まりです。
ところがです。我が家でもそうなのですが、現代の都会のマンションにガス栓は大抵ありませんね。
我が家でも、以前住んでいたアパートにはガス栓があったのですが、次に越したマンションではガス栓はなかったので、引っ越しの際、それまで使っていたガスファンヒーターを泣く泣く処分しました。
敢えてガスファンヒーターのデメリットを上げるとすれば、根本的に設置環境がないということになりますね。
さてさて、そんなわけで、王者ガスファンヒーターは横に置いて話を進めます。
本当に寒いのは勘弁
私が、デロンギのオイルヒーターに行きついた物語をお読みいただきたいと思います。暫しご辛抱を。
ある冬、3月初旬のことです。真冬の酷く寒い時季に、何とダイニングのエアコンが故障しました。
さあ大変です。食事、テレビと家族が過ごす時間が最も長い場所、急いでエアコンの交換を大家さんに依頼します(賃貸ですので)。が、どうも繁忙期でなかなか業者が捕まらないらしく、最低でも一週間かかると言われてしまいました。
いよいよ死活問題です。
余談ですが、我が家は“冷房”は使いません。東京の都心と呼べる場所に住んでいますが、家族一同極端な冷房嫌い、外気が35度を超えてきても、扇風機を回して団扇で扇いで、アチー、アチーと叫びながら、エアコンを使わずに毎夏を過ごす一家です。
で、こういうタイプの人間、反面寒さにはめっぽう弱いです。
急きょ購入デロンギオイルヒーター
真夏にも拘わらず全く冷房費が掛からないものの、秋から初春にかけての冬の部の我が家の暖房費は異常です。トータルすれば、節電、節約的には全然優れてはいません。
そんなわけで、こんな寒がり一家が、真冬の一週間余りをどうやって乗り切るのか。もちろん他室にエアコンのある部屋はありますが、エアコンの故障した場所が何せダイニングですので、そこを避けて生活するのがかなり厳しい。そこで、一時的にでもこの極寒状況から逃れる手段はないかと、慌てて購入したのが今回のデロンギのオイルヒーターでした。
風邪予防のキーワードが、とにかく頭の片隅にこびりついていたのが、この器具に思い当った大きな理由でもあります。
デロンギもAmzon
はっきり言って細かな性能や電気代が云々等といったことを詳しく調べる余裕はありませんでした。石油ストーブはNG、電気ヒーターは効率が悪そうで、あまりにも電気代が高くつくイメージがあります。
エアコンのない厳しい環境の中、わずかな資料で比較・検討、一夜で調べ上げて、もはや一か八か的に購入してみたのが、この「デロンギオイルヒーター」たる暖房器具でした。
こういう急ぎの時はアマゾンに限りますね。
朝仕事に行く前に注文、その日の夜に届きました。本当に、アマゾン凄い!お世話になってます!緊急時には本当に頼れます。
ウォシュレットもAmazon
話は逸れますが、少し前にはウォシュレットを同じパターンで購入しました。朝使おうと思ったら壊れてまして。
私ダメなんですね、実はウォシュレット必須人間です。あの“チュー”と水の出ないトイレでは用を足せません。そういう意味では現代の日本は本当に素晴らしい、もはや公共機関、デパート、コンビニまでウォシュレット付きですから。おっと、ウォシュレットはいけませんね、自動温水洗浄便座でした。
そんなわけで、アマゾンで「自動温水洗浄便座」を購入、無事その夜には“チュー”っとできたわけです。そうです、私、便座交換くらいの工事は難なくやりますよ。なにせ、「電気工事士第二種免許」所持者ですので。
前記事「資格の取得 | いろいろな資格を持っているという事」
ドラゴンデジタルスマートヒーター「QSD0915」
“口コミでも人気の暖房器具デロンギのドラゴンデジタルスマートヒーター「QSD0915」は、真冬の乾燥する季節貴重な湿度を下げづらく、結果ウイルス対策に喉に優しく、風邪を引きづらい優れものです。遠赤効果で体の芯から温めるストーブで冬を乗り切りましょう”
商品にはこんなコピーがくっ付いていました。なんだか「づらい」が多くて少々疑わしいですね。
今回購入したのは、デロンギのドラゴンデジタルスマートヒーター「QSD0915」です。ラインナップの中では最高、最大の暖房性能の一台、名前がドラゴンはカッコ良いですね、
ちなみにデロンギとはイタリアのメーカーなんですね。これも後で知りました。しかし、家電品でイタリアって…少々怖いですね。
我が家にやってきたデロンギオイルヒーター
極寒の夜、Amzonの配達の方がどさっと玄関先まで届けてくれました。
大きな箱で届きますが、思っていたほど重くないです。取り出してみると車輪もついてますので難なく移動できます。
さっそく部屋にオイルヒーターをセットしてスイッチオンです。
「ん?何か起きたか?」
これが私がデロンギオイルヒーターのスイッチを最初に入れた時の感想の一言でした。
何やらカチカチと音が鳴りますが、しばらく眺めていても一向に暖かくはなりません。
「壊れてるんじゃないの?」妻も眉を顰めます。
なんともピンときません。確かに徐々に、徐々に器具が温まっていくのは分かりますが、これで暖房って…
「明日の朝には温かくなるのだろうか」と、夕食の用意をしながら半信半疑、少々テンションダウンのまま時間が過ぎてゆきます。
奇妙な体験
その杞憂が晴れたのは、オイルヒーターのスイッチオンから1時間後くらいでした。
不思議な温まり方です。
経験したことがない感覚で部屋が、体が温まっていきます。
我々はガスファンヒーターやエアコンの風の暖かさに慣れてしまっているのですね。空気を対流させると暖かい空気が部屋中に行きわたり急激に暖かくなった感覚がありますね。
でもこのオイルヒーター、風で空気は対流させないのです。自身を強く温めることによって、自然の空気の対流を起こします。エアコンの風に悩まされている方は多いと思いますが、基本的に風は起きないのがオイルヒーターの最大の特徴でもあります。
スイッチを入れてから、1時間、2時間で着込んでいた服を脱ぎ始めるように温まります。超低温のサウナにでも入っているとでも表現すれば適切かもしれません。
体の芯から温まるオイルヒーター
もし普段エアコンを使って暖房されている方が、このオイルヒーターを使うと、おそらく少し物足りなく感じるかもしれません。それは、普段熱い風呂に入っている方が、ぬるめの風呂に入った時と同じ感覚だと思います。
でも、時間をかけてぬるめの風呂に浸かることで、体が芯から温まり、その暖かさが長時間続き、如いては湯冷めなどをしにくく、風邪の予防にも繋がる理屈と同じようです。
これ実際クセになりますよ。
50数年生きてきた私の中での新たな発見です。エアコンや、ファンヒーターのような不自然さがないのですね。まるで焚き火を遠くで囲んでいるようと言ったら更にイメージしやすいでしょうか?
痒いところに手が届かない
しかし、この器具、操作面の設計がいまいちですねえ。
普段生活する目線では、遠くで眺めるように見ないと現在の温度や操作部が見えません。リモコンもありませんので、器具を操作する際にはいちいち近づかねばなりません。機器を上から見下ろしても直接操作部分が見えず、不自然な格好で覗き込むか、しゃがまなければ操作ができないのですね。
この辺りはやはり日本の製品の、痒いところまで手が届く感覚とは違いますね。まあ、イタリア製といったところです。しかし、ジャパニーズクオリティーはやはり世界一ですから、比べてはいけないのかもしれません。
はっきりお薦めしたいデロンギドラゴンデジタルスマートヒーター
エアコンは室内の空気を一度吸い込み、加熱(熱交換)することで空気を温めます。でも、大きなデメリットは、この時に湿度も同時に奪ってしまうのですね。これがエアコンの暖房で加湿器が必須な理由です。
空気を乾燥させず、喉にやさしく、体の表面ではなく、芯から温めてくれるデロンギのオイルヒータ、風が引きにくい理由はここにあります。
我が家では毎朝起床の一時間前にオイルヒーターをタイマーでセット、朝起きるとなんとも言えない温もりに室内が包まれています。
本当に寒い夜はセーブモードでごく低温に設定、稼働させたまま就寝するのもいいです。もちろん、取扱い方法には十分な注意が必要です。
まとめとして|メリット、デメリット
個人的には超お勧めの商品なのですが、大きなメリットの半面、大きなデメリットもはっきりとあります。
まず、電気代、冒頭で申し上げた通り高いです。エアコンより高い、これは知っておいてください。買われてから恨まれるのは嫌なのではっきり言っておきます。
メーカーもエコモードで使えばエアコンと電気代は変わらないといった宣伝をしていますが、エコモードで真冬を乗り切るのは無理です。もっともこの辺りは寒がりの私はという意味ですが。
あと、古い木造住宅や、隙間風の入る作り(…)の家では使用できません。このヒーターを効率よく使用する大前提として、ある程度密封性が確保できている空間でないと力を発揮しずらい構造です。
お奨めな点としては、とにかく快適です・・・
なんとも適当な言い方に聞こえるかもしれませんが、正直うまく言葉にできません。
じゃあ、書くなと言われても仕方ないですが、単純に暖房器具としてはお勧めなんです。
真冬に暖炉の炎を眺めながらぬくぬく過ごしてみたい、そんな憧れをお持ちの方ならぜひ試してみてください。
体が素直に喜びます、これかあ、あのブログで言っていたのはと感じていただけるはずです。
最後に機種選びのポイントとして、容量の大きな機種、できれば最大、最高の器具をお買い求めください。
部屋の大きさに合ったサイズではなく、一回り大きなサイズをお勧めします。
ある程度電気代は構わないから、とにかく快適に過ごしたい向きの方、きっとご納得いただけるはずです。
ズバリこちらがお勧めです。
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