トライアングルブルー|1980年代前半の深夜番組がめちゃめちゃホットだった頃

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オールナイトフジ、ギルガメッシュナイトだった土曜の夜

女子大生ブームとは?

またまた古い話で恐縮です。

1980年代の前半、”女子大生ブーム”などといった言葉が世に出回りました。どうブームだったのか、何がブームだったのかは私にもよくわからないのですが、世間からは女子大生がなぜかホットな存在として取り上げられていたようです。

ブームのきっかけを作った番組は1983年、土曜の深夜に放送が開始されたフジテレビの番組「オールナイトフジ」でした。



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秋元康プロデュース

この番組は、かの秋元康さんのプロデュース、後には夕方のヒット番組「夕やけニャンニャン(おニャン子クラブ)」へと移行し、世の注目も女子大生から女子高生へと低年齢化していったわけです。

「オールナイトフジ」、この番組は深夜の時間帯としては、それまでに前例のない記録的な視聴率を記録する大ヒット番組であったのです。

そして、この番組からは「おかわりシスターズ」などといった、女子大生ユニットまで生まれ、数々のヒット曲を送り出したり、あのとんねるずや片岡鶴太郎、とんねるずの後釜として登場したウッチャンナンチャンなどの出世番組となったことでも知られています。

番組構成、その内容はといえば、とにかくハチャメチャの一言で、素人の女子大生をレポーターに据え、とんねるずを中心にただ”ふざけまくっているだけ”、まあ深夜にダラッとチャンネルを合わせておくには、何ともお気楽な番組だったわけです。

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類似番組続出

この頃は、他の放送局も二匹目のドジョウを狙って、次々と深夜枠の番組をスタートさせる、土曜深夜戦争なる物が勃発していました。

当時TVへの露出が極端に少なかった歌手の松山千春をメインパーソナリティーに据え、鳴り物入りでスタートした「ハロー!ミッドナイト」や、お色気を前面に出して今では考えられないようなコーナーを次々と放送し続けた「ギルガメッシュないと」などでは、細川ふみえや飯島愛などのセクシー系の女優を次々と輩出したりしました。まあ、深夜枠だったことでまだ規制もゆるい当時何でもありだったということです。

で、このオールナイトフジなのですが、その番組の中でメキメキと頭角を現したのが、先にもご紹介した二人組の若手お笑いコンビとんねるずなのでした。

番組の回を重ねるごとにそのポテンシャルを発揮し始め、最初は「この二人大丈夫かあ?」と思わせるほど限りなく素人っぽかったコントが、やがて異様な盛り上がりへと変わっていったのを覚えています。

当時私が住んでいた安アパートで、しーんと静まり返った深夜、とんねるずのギャグ(ちなみにGIジョーネタ)がさく裂した瞬間に、辺り一面、近所で一斉に笑い声が上がったほどだったのです。

自分も大笑いしながら、この時は本当にびっくりしました。

「みんな見ているんだなー」とつくづくそう思ったほどです。

トライアングルブルー

で、そんなとんねるずを起用した同じ深夜番組に、もうひとつ”トライアングルブルー”という番組がありました。ちなみにこちらはドラマ(?)でスタジオ型のバラエティーのような番組ではありません。

今回この記事を書くにあたって、実はメインテーマとしたかったのがこの番組です。

まあこの番組、ドラマの形式はとっていたものの、実際は非常にいい加減な番組で、亡くなってしまった可愛かずみさんをメインに据え、とんねるずが”ほぼアドリブ”で絡むだけといった、台本などもあったかどうかさえ怪しいシロモノでした。

その当時大ブームを巻き起こしていた街”六本木周辺”を舞台に、適当なロケを繰り返し、街の真ん中には番組タイトルと同じ名前のバスを改良したバーまで登場させ、話に何ら脈絡もないまま出演者がそこで飲んでいたりするような内容だったのです。

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六本木心中

まあ、作る側も視聴率がどうとか、完成度がどうとかといった気構えもなく、どうせすぐに終わるよ程度のモチベーションの低さが、そのまま伝わるような番組作りでしたので、見る側にしても深夜床に入ったままいつ眠ってしまってもいいような状況になんとも調度良い、実にお気楽で軽い番組だったのでした。

長々ぶつぶつとここまで1980年代の深夜番組のことを書いてきましたが、今回のお話しの核心は、この超いい加減番組「トライアングルブルー」、その番組のテーマ曲が秀逸だった事実をご紹介したいのです。

このドラマのエンディング曲は、なんとあのアン・ルイスの歌う「六本木心中」でした。

そう、今でもカラオケで歌い続けられている80年代に大ヒットしたあの曲のお披露目の場であったわけです。

毎回何ら番組が進展しないまま、ふにゃふにゃの可愛かずみさんの笑顔で突然番組が終わり、その途端、番組とは何ら脈絡のないド派手な衣装に身を包み、ステージで歌うアン・ルイスのプロモ映像が流れます。

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ソフトクリーム型マイク

これは衝撃的でした。

名曲ですよね。超マイナー番組のエンディングだったとはいえ、ヒットしないわけないです。

そして、さらに秀逸なのは、このドラマのオープニングに持ってきていたバラードです。

やはりアン・ルイスさんの曲です。これは、「六本木心中」とカップリングとなっていた曲、皆さん知ってますか?

この番組名をそのまま冠せた「Triangle Blue」です。

重厚なバラード、こんな重い曲と、超お軽い番組との”ミスマッチ”が恐ろしくよかったー。

ひじょうに私的なお話で恐縮ですが、この曲を聞くと、今では11時頃には寝てしまう若かりし頃の私が、体力に任せて眠い目をこすりながら深夜まで起き続け、何ひとつ得るものがないまま、その日一日を終いにしていた青春時代がよみがえり、何とも甘酸っぱい気分にさせられるのでした。

リンクしたいのですが…

それでは最後にお聞きください。アン・ルイス「Triangle Blue」です。

と、ここでYoutubeにリンクを貼って終わりにしようと思っていたのですが、以前聞いていたリンクが無くなってます!著作権相当うるさそうです。そんなわけでカラオケで誰かが歌っていたのをリンクしておきます。

少し演歌調ですが、この方歌うまいですねえ…

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コメント

  1. あの階段 より:

    わかるよ、わかる
    この時代いきてたからね

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