山口百恵、キャンディーズ、ピンクレディー、沢田研二だった頃のお話

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私が小学生の頃、それは1970年代の前半で、その頃の音楽と言えばTVから聞こえてくる歌謡曲が主流でした。

何を隠そう、初めて買ったレコード(丸くて薄いプラスチックの板に、渦巻き状に溝を刻んであり、その溝を針が通ることによって音を出す前時代の音源、と一応解説しておきます)は、沢田研二の「危険な二人」のシングル盤だったのを覚えています。

Photo by pixabay.com

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老人の歌

小学校の同級生の中に、ビートルズがどうとか、吉田拓郎がどうとか、もっともらしく語る仲間がいました(こういう輩にはたいていお兄さんか、お姉ちゃんがいました)。

私は、なんでこいつらは、そんなテレビに出てない歌手のことを知っているのか、不思議でたまりませんでした。正直、今でも結構不思議ですが。

その当時は、山口百恵や、キャンディーズ、ピンクレディーなどの歌手が全盛期を迎えていました。

一方、周りの大人たちはと言えば、概ね演歌、浪曲などといった曲が好きだったようで、子供の頃の私は、「ああ、大人になると、こういう老人が歌う歌を聴くようになるのだなあ」と漠然と考えていました。

今私は50を超えましたが、演歌は聞きません。

別に意識して避けているわけではなく、好みのジャンルの中に浪曲や、演歌はほとんど入ってこないというだけのことです。

まあ老人の歌は聞くようになっていますが。

当たり前ですが、年を取ったからという理由で、演歌や浪曲を聞くわけではないですよね。

 

Photo from pixabay.com

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タイムマシーン発明?

先日20代の社員に面白いことを聞かれました。

仕事先から戻る途中の車の中で、「ビリージョエルって知ってますか?」と聞くのです。

ビリージョエルと言えば、私が中学生時代、概ね1970年代の後半に「ストレンジャー」「オネスティ」等のヒット曲を連発して、一世を風靡していた歌手です。

ご多分に漏れず、私もレコードの1枚くらいは持っていた記憶があります。

「ビリージョエルっていいですよね」この20代の男性が言うのです。

一瞬、何か私に気を使って、話を合わせているのかとも思いましたが、どうやらそうではないらしいのです。

YouTubeです。

彼はYoutubeを見ていた流れの中で、ビリージョエルに出会ったわけです。

で、あの曲はいいとか、この曲はなんていうタイトルでしょうかなどと、鼻歌で歌いながら聞いてくるのです。

驚きですよね。もちろんビリージョエルは今も生きていますが、そのヒット曲たるや40年以上も前です。私の感覚で言えばまさに浪曲をリアルタイムで聴いてるようなもの、そんな古い曲の話を20代の男性が語っているのです。

確かにこの40年の間に、浪曲からロックに変わるほどの劇的な音楽の変化もなく、当時の歌でもなじみやすいというのもあるでしょう。それでも、40年前の曲に現代の人間がすんなり出会えるというのは驚きです。

いつの時代の映像でも、新鮮に見聞き出来るYoutubeって、まるでタイムマシンですね。

改めてすごくないですか?

これって、ものすごい功績と言えるのではないでしょうか?

 

Photo from pixabay.com

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タイムスリップ

全然話が逸れますが、小学生の頃「華麗なる刑事(1977年東宝、フジテレビ系列放映)」というテレビドラマが好きで、毎週欠かさず見ていました。草刈正雄と田中邦衛が刑事の相棒役として登場するドラマです。

まあ、はっきり言って、ドラマ自体は当時人気絶頂だった草刈正雄を起用したというだけの内容ですが、そのドラマのエンディングで流れる、草刈正雄が歌う「センチメンタル・シティー」という曲、これが私はめちゃめちゃ好きでした。

三菱自動車の赤い「ラムダ」が疾走する映像の中、バックに流れる曲です。

余談の余談ですが、私はこの「ラムダ」という車もめちゃめちゃ好きで、子供の頃の私は、免許を取ったら絶対に乗ろうと決めていたほどでした。

そして、18歳で免許を取った時に、それを先輩の車屋さんに告げたのですが、古くて、燃費も悪くて、故障も多いから辞めておけと、きつく止められて断念した経緯があります。

Photo by Mitsubishi-motors co., ltd

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で、この曲「センチメンタル・シティー」、とにかく好きで、極端な言い方をすれば、鼻歌で事あるごとに口ずさんでいた程です。今でも人生のマイフェイバリットソングと言ってもいいです。

でも、結局この歌の音源は、手に入れることができなかったんですよね。

気が付いたときにはCD時代です。私の知る限りCDでは発売されていませんでしたので、もう一生この曲を聞けることはないのだろうと思っていました。もはや、私の頭の中にある映像と、不確かなメロディーを元に回想するしか手段のない曲だったのです。

どっこいYoutube

ところがYoutubeです。

凄いですね、どなたかがアップしてました。

アップした方には本当に感謝です。

Youtube、なんだかんだ批判的な見方も多いようですが、やはりこの功績は大きいですよ。

開発者に次のノーベル平和賞でいいんじゃないっすか?

真剣に言ってます。

 


いつもいつも私のくだらないに尽きる文章をお読みいただき本当に感謝、感謝です。
おかげさまで、日ベース100人を超える皆様に訪れていただけるブログとなりました。
3か月程度での成果ですので、正直少々驚いております。
しかーし、まだまだ成長し続けますよ。これからも頑張ってたくさんの文章を書き続けていきます。
またお読みいただけるご縁を切に願っております。

たまには「いいね!」などもポチッと押していただけますと、ますますやる気が出ていい文章が書けるような気がします。

それではまた。


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