ドットプリンターのお薦め機種
極厚特大のゆうパック伝票に印刷する方法
ゆうパック伝票、ご承知の通りですが、ヤマトさん佐川さんの伝票に比べて一回り大きくかつ厚めにできてます。以前は「お届け通知」なるハガキまで差し込まれていて(現在は廃止)、ボールペンなどで記入するのはたいへんでした。
こんなゆうパック伝票ですから、対応するドットプリンターを選ぶには少々慎重な機種選びが必要です。
で、結論だけ先に言えば、ゆうパック伝票を印字するのにお薦めで手ごろな機種はこちらです。
詳細はのちほど。
悩みどころのドットプリンター
ゆうパックに限らず、荷物に添付する伝票、たまの発送であれば手書きでも十分でしょう。しかしながら一日数便の発送業務があるなどの場合、手書きですとこれはこれでなかなか大変なものです。
じゃあプリンターでとなると、もちろん通常のプリンターでは賄えず、やはりここはドットプリンターの登場となるわけです。
ネットで宛名を作れる郵便局のサービスもありますが、紙が複数枚必要でなおかつ切り取らねばならないなど何かと使い勝手がよくありません。
で、このドットプリンター、その構造の特殊さからもお値段が高額です。通常のプリンターであれば1万円を切るような物が揃う現代でも、安い物でも5万円程度はします。
ならば中古でなどと考えても、そもそも流通量も少なく、やはり特殊な構造のプリンターという品物ですので、不良品に当たるようなリスクも高いと言えるのではないでしょうか。
- 分厚い伝票にもしっかり打てるドットプリンターが欲しい!
- どれもこれも値段が高い、なるべく安いものでしっかりと作業できる機種を見極めたい!
定期的に毎日何十便の発送などとなればもはや業務的にも必須、そこそこ大きい会社であれば迷わず購入するところでしょうが、たとえば日に数便程度の発送のような場合少々二の足を踏むお値段、ごく小規模な会社や個人などでは手書きで頑張ろうと考えてもおかしくないです。
ただ一度このプリンターを使った方ならお分かりの通り、ドットプリンターのスピード、その効率を知ってしまったら、とてもではないですが“腱鞘炎誘発必須”の手書き伝票の世界には戻っていけないですよね。
いざ、導入
さて、本題です。
筆者の経営する会社はごく小規模、ゆうパックで発送する物量はまあ多くても一日20個程度、均せば日に一ケタ台の荷物といったところです。
はっきり言ってこれまで伝票は手書き、ドットプリンターの導入には二の足を踏み、まさに高価で遠い憧れの存在でした。
まあ、私が実にケチな性格という重要な側面もありますが(笑)。
ただ、やはり繁忙期に一日に20個を越えるような発送物がある日には、手書きですと相応の時間も掛かりますし、なにより担当するパートさんの目がどこか恨めしそうで…
で、ある日ある時、思い切って購入しましたよドットプリンター。
ただ何度も言いますが実に小規模な会社です。予算も限られ、とにかく安いラインナップから検討します。はい、ケチなんです。
そして、悩んだ末に選んだ機種、それがこの「EPSON インパクトプリンター VP-D500」、実に5万円を切ってくる機種です。それでも高いです!
安物買いの…
それは天下のエプソンさんですから、それなりに信用して選んだわけです。
導入時はそれでも快調でしたよ。少々斜めったりと癖があったりはしましたが、なんとなく手でコツを掴みながら微調整して充分日々使いこなせていました、最初の頃は。
でもですね、そのなんとなく「斜めってる」、「癖がある」といった不具合の幅が、日を追うごとにどんどん広がっていったんですね。
印字の位置がずれ、枠から飛び出し、詰り連続、伝票を引き込まないなど一年ほどでその溝がアマゾン川の川幅ほど大きく広がっていきました。
ある修理員の言葉
“4枚(オリジナル+3枚)”これがこのプリンターの印字能力です。
実はゆうパックにはこの規格微妙です。枚数的にはギリなのですが、ご承知の通りゆうパック伝票、袋とじになっていたり、厚めの紙があったりと、枚数では処理しきれない要素があったりします。
ある日この機械が完全にフリーズ、機能不全に陥りました。購入日を見ると1年と一か月、見事に保証期限を経過、せめて数か月前に一度メーカーに見せればよかったと悔やんでも時すでに遅しです。
さあ、どうしよう、新しい機械を導入するのか、はたまた有償の修理に出すのか・・・
迷いに迷いましたが修理に来ていただきました。直らなくても有料の出張修理です。メーカーに送って行って来いでは一週間以上かかってしまいます。
ここは賭けに出たわけです。
しかし賭けはまず外れます。私根っからギャンブル運がないんです。
結果は、”何となく”は直していったのですが、すぐにまた駄目になりました。
その修理の方が帰り際言ってました、「ゆうパック伝票」は厚みがあるのでこの機種では難しいと。
え?早く言ってよ。
買う前に分かるようにどこかに書いておいてよ。せめて修理を依頼する前にも言えたでしょ?
能力は「4枚(オリジナル+3枚)」などとあやふやな言い方でなく、ゆうパック伝票不可としてくださいよエプソンさん。
そして、その修理員さん、上位機種なら間違いないですよと、いまさら数万円も高い機種を進めて弊社を背にしたのでした。
この時の修理(アドバイス)代が2万円以上かかりました。
だめですね。
次の機種、そうお薦めの機種
エプソンさん自体を今更とやかく言う気もありませんが、ついぞ私の中では買わないメーカーの筆頭に上り詰めました。
で、捜しました、
そうです、結果としてこれがお薦めの機種です。
2020年12月購入時、Amazonで7万円でした。
少々最初のセッティングには時間を取られましたが、最初に一枚目の伝票印刷からいままでの苦労が嘘のように、高速で、スムーズに印刷完了です。
目から鱗が落ちるとはこのことですね。
しかも、印字が力強く綺麗なんですね。
そうです、さ・い・し・ょ・か・ら・こ・れ・を・か・え・ば・よ・か・っ・た!です・・・
まとめ|お薦めの一台
私がこの記事で皆さんにお伝えしたいポイントとなる情報、それは、ゆうパックの伝票を印字するなら最低でも70,000円の機種からドットプリンターを選ぶべし、です。
5万円級のドットプリンターでは、ゆうパック伝票の印字はやめた方がいい。
ドットプリンターという特殊なジャンルでは安かろう悪かろうになるお値段の指標です。
繰り返しますがお金を使って私が導いた結論は、ゆうパックの伝票を印字するなら最低でも70,000円の機種からドットプリンターを選ぶべし、です。
エプソンさんを散々に言ってしまいましたが、EPSONさんでもこちらの機種ならゆうパック伝票も快適に印字可能できです。
修理員さんがお薦めしてました。
結論は、お金をけちるなです(笑)。
ドットプリンターの驚くべき快適さと作業効率アップを、この機会にぜひご体験ください!