現在は閉館中のホテル「榛名ビングス・イン」
榛名ビングス・インとは、群馬県北群馬郡榛東村山子田にある今では閉館、廃業してしまったリゾート型ホテル。
1986年のオープン後、わずか10年余りの営業期間のみで閉館となっています。
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カードロックの部屋
今では当たり前ながら、当時としては珍しいカードキーを利用したドアロックのシステム※、最上階にはフランス料理を提供するレストランを完備、また、館内にはテニスコートや、温水プールもありました。
※このカードキーの製造者がノルウエーのVings Card社、このカードキーの会社をホテル名に使用している。
何もない村に忽然と開館
2020年代の今でこそ、あたりは幹線となる道路も整備され、企業やスポーツ施設などが見られますが、このホテルがオープンした当初は、ホテルのために村がホテルまでの道路を急きょ舗装したほど、まさに何もない村に突如として現れ、その独特な環境からも異彩を放ち、話題となったホテルです。
とある個人の経営
経営者、建築主はとある個人、“売り”はホテルから関東全貌を望む眺望、まさに100万ドル以上の夜景を見ることができました。
宿泊の他に“休憩”を積極的に取り入れ、カップルをターゲットとした営業形態をとったものの、フロント型のリゾートホテルでの“休憩”の需要が振るわなかったことがホテルが閉館へと向かった大きな理由と推測されます。
インターネットがない時代の営業活動のむずかしさ
また、リーゾートホテルとしては知名度が行き渡らず、インターネットも、楽天トラベルもなかった時代、近隣に同様なホテル、旅館などのないスタンドアローンでの経営は困難を極め、温泉施設※などもなかったことから一般のリゾート客の誘致も追いつかなかったことなども廃業への追い打ちをかけたようです。
※営業後期には展望風呂なども作られたようです。
現在売りに出ている榛名ビングス・イン
現在でも日本の“休憩”の需要はやはり“ラブホテル”または、一部都心のシティーホテルに限られるようで、ましてや1980年代の国内ではコンセプトが少々画期的過ぎたと言わざるを得ないかもしれません。
とある個人が、当時の建築費としては破格の3億円の私財をつぎ込んだといわれるこのホテル、現在も引き続き売りに出ているようです。
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